パターン発見
パターン照合ではテキストとパターンの2つが与えられ、テキストの中にパターンが出現するか?ということを考えました。一方、テキストだけが与えられ、
(1) テキストの中に2回以上出現するパターンがあるか?
(2) テキストの中に2回以上出現するパターンをすべて数えることができるか?
(3) どのようなパターンとして出現しているか?
ということを考えることがパターン発見です。
また、複数のテキストが与えられたときに、
(4) すべてのテキストに共通して出現するパターンがあるか?
(5) いくつかのテキストにだけ共通して出現するパターンがあるか?
という問題もパターン発見問題になります。
このような様々な種類の問題に対して、
・いかに高速に解決できるか?
・いかにメモリを少なく解決できるか?
・本当に実用的な時間で解決できるのか?
・解決できない場合、正確ではないが近い答えを出すことができるか?
というような点に対して、効率的なアルゴリズムやデータ構造について理論的かつ応用的な面からの研究を行っています。